69PM073|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
真菌について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.Exophiala dermatitidisは黒色コロニーを形成する。
この問題のポイント
真菌を、分生子、仮性菌糸、厚膜胞子、メラニン色素、菌糸の隔壁という形態学的特徴で区別します。
解説
公式問題PDFで欠落した菌名を確認すると、選択肢はAspergillus fumigatus、Candida glabrata、Cryptococcus neoformans、Exophiala dermatitidis、Mucor属です。Exophiala dermatitidisは細胞壁にメラニンを含む黒色真菌〈dematiaceous fungus〉で、培養すると黒色から黒褐色のコロニーを形成するため選択肢4が正しいです。真菌同定では、酵母様発育か菌糸発育か、分生子の形、仮性菌糸・厚膜胞子の有無、菌糸の太さと隔壁、コロニー色を組み合わせます。Aspergillusは隔壁をもつ菌糸と分生子頭、C. glabrataは主に出芽酵母、C. neoformansは莢膜をもつ酵母、Mucorは幅広く隔壁が乏しい菌糸が特徴です。似た用語を菌種ごとに正確に対応させます。
選択肢の確認
1.誤り。Aspergillus fumigatusは分生子柄先端の頂囊・フィアライドから鎖状の分生子を形成しますが、大分生子を形成する菌ではありません。
2.誤り。Candida glabrataは主に出芽酵母として増殖し、通常は仮性菌糸を形成しません。
3.誤り。Cryptococcus neoformansは厚い莢膜をもつ出芽酵母ですが、厚膜胞子形成を特徴としません。
4.正しい。Exophiala dermatitidisはメラニンをもつ黒色真菌で、黒色コロニーを形成します。
5.誤り。Mucor属は幅広い無隔壁性または隔壁の乏しい菌糸を示し、規則的な隔壁形成を特徴としません。
覚えるポイント
- Exophialaはメラニンを含む黒色真菌で、黒色コロニーを作ります。
- Candida glabrataは通常仮性菌糸を作らず、出芽酵母としてみられます。
- Mucor属は幅広く隔壁の乏しい菌糸を示します。
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