69AM072|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
真菌に分類されるのはどれか。 2 つ選べ。

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正解: 2・4
正答
2(Cryptococcus neoformans)、4(Pneumocystis jirovecii)
この問題のポイント
菌糸様形態や細胞内寄生性に惑わされず、現在の生物学的分類で真菌を選びます。
解説
画像を実見すると、選択肢は1 Chlamydia trachomatis、2 Cryptococcus neoformans、3 Nocardia asteroides、4 Pneumocystis jirovecii、5 Treponema pallidumと記載されています。菌体像は提示されていないため、画像にない形態所見を推測せず分類知識で判断します。Cryptococcus neoformansは厚い莢膜をもつ酵母様真菌で、免疫低下者の髄膜炎などを起こします。Pneumocystis jiroveciiはかつて原虫として扱われた歴史がありますが、分子系統解析などから現在は真菌に分類され、細胞性免疫低下者にニューモシスチス肺炎を起こします。Nocardiaは分岐する菌糸様形態をとっても原核生物である細菌です。Chlamydiaは偏性細胞内寄生性細菌、Treponemaはスピロヘータに属する細菌です。見た目の「糸状」より、真核生物か原核生物かという分類を優先します。
選択肢の確認
1.誤り。Chlamydia trachomatisは宿主細胞内でのみ増殖する偏性細胞内寄生性細菌で、真菌ではありません。
2.正しい。Cryptococcus neoformansは莢膜をもつ酵母様真菌で、クリプトコックス抗原検査などが診断に用いられます。
3.誤り。Nocardia asteroidesは分岐状に発育し弱い抗酸性を示しますが、好気性放線菌に属する細菌です。
4.正しい。Pneumocystis jiroveciiは歴史的には原虫と考えられましたが、現在は真菌に分類されます。
5.誤り。Treponema pallidumは梅毒の原因となるらせん状のスピロヘータで、細菌に分類されます。
覚えるポイント
- Cryptococcusは莢膜をもつ酵母様真菌。
- Pneumocystisは旧来の原虫分類から、現在は真菌分類へ変わった。
- Nocardiaは菌糸様でも細菌、ChlamydiaとTreponemaも細菌。
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