69AM073|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
培地と使用目的の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
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正解: 1・5
正答
1(Bordet-Gengou培地―選択分離)、5(Mueller-Hinton寒天培地―薬剤感受性検査)
この問題のポイント
公式採点の正答1・5を維持しつつ、LIM brothが実際にはB群レンサ球菌の選択増菌に用いられる事実を別に理解します。
解説
厚生労働省公表の第69回正答値表では、本問の公式正答は1と5です。したがってQuestionDataの正答と本解説の採点上の結論も1・5に合わせます。Bordet-Gengou培地はBordetella pertussis(百日咳菌)の分離に用い、抗菌薬を加えた選択培地として口咽頭常在菌を抑えます。Mueller-Hinton寒天培地は培地組成や深さなどを標準化し、ディスク拡散法を中心とする薬剤感受性検査に用います。ただし重要な注意点があります。LIM brothはTodd-Hewitt brothにコリスチンとナリジクス酸を加えた培地で、膣・直腸検体などからB群レンサ球菌〈GBS:Streptococcus agalactiae〉を検出するための選択増菌培地として実際に広く用いられます。したがって選択肢4の組合せは一般的な微生物検査知識として妥当で、公式採点との間に齟齬があります。試験の公式採点と、実務で正しい培地用途を混同しないことが必要です。
選択肢の確認
1.正しい。Bordet-Gengou培地は百日咳菌の発育を支持し、抗菌薬添加により夾雑菌を抑える選択分離培地として用います。
2.誤り。Cary-Blair培地はSalmonella、Shigella、Vibrioなど腸管病原菌の生存を保って搬送する輸送培地で、性状確認用ではありません。
3.誤り。King A培地はPseudomonas aeruginosa(緑膿菌)のピオシアニン産生を促して性状確認に使う培地で、検体輸送用ではありません。
4.誤り。公式採点上は正答に含まれません。ただしLIM brothがGBSの選択増菌培地であるという組合せ自体は、一般知識・実務上は正しい内容です。
5.正しい。Mueller-Hinton寒天培地はKirby-Bauerディスク拡散法など、標準化された薬剤感受性検査に用います。
覚えるポイント
- 公式正答は1・5であり、QuestionDataではこれを維持する。
- LIM broth=GBSの選択増菌培地という実務知識は正しい。
- Cary-Blair=輸送、King A=ピオシアニン確認、Mueller-Hinton=感受性検査。
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