69AM074|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
WHO が提唱している手指衛生のタイミングに含まれないのはどれか。
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正解: 4
正答
4(患者周辺の物品に触れる前)
この問題のポイント
WHOの「手指衛生の5つのタイミング」は、二つの「前」と三つの「後」を正確に区別します。
解説
世界保健機関〈WHO〉が示す手指衛生の5つのタイミングは、①患者に触れる前、②清潔・無菌操作の前、③体液曝露リスクの後、④患者に触れた後、⑤患者周辺環境に触れた後です。①と②は患者を医療従事者や周囲の微生物から守るため、③〜⑤は医療従事者自身や医療環境、次の患者への伝播を防ぐために行います。患者周辺にはベッド柵、リネン、点滴台、モニターなどが含まれ、患者本人に触れなくても触れた「後」には手指衛生が必要です。一方、「患者周辺の物品に触れる前」は5つの定型タイミングとしては挙げられていません。手袋は手指衛生の代わりにはならず、必要な場面では装着前後にも適切に手指衛生を行います。アルコール手指消毒薬と流水・石けんの選択は、目に見える汚染や病原体の性質も考慮します。
選択肢の確認
1.正答ではない(記述は正しい)。無菌操作の前は5つのタイミングの一つで、カテーテル操作や注射前などに患者を微生物から守ります。
2.正答ではない(記述は正しい)。患者に触れる前も含まれ、診察・体位変換などの直接接触に先立って手指衛生を行います。
3.正答ではない(記述は正しい)。患者に触れた後も含まれ、患者由来微生物を環境や別の患者へ運ばないために行います。
4.正答(記述は誤り)。患者周辺物品について規定される定型タイミングは触れた「後」であり、触れる「前」は5つに含まれません。
5.正答ではない(記述は正しい)。血液、分泌物、排泄物など体液へ曝露した可能性の後は、患者・環境への伝播と職業曝露を防ぐための重要なタイミングです。
覚えるポイント
- 5 momentsは「患者前・無菌前・体液後・患者後・周辺後」。
- 患者周辺物品は触れた後に手指衛生を行う。
- 手袋を使用しても、必要な手指衛生は省略しない。
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