72AM077第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

二形性真菌はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

二形性真菌では、環境温度での菌糸形と生体内での酵母形を対応させます。

解説

公式選択肢5のSporothrix schenckiiは、温度によって形態を変える二形性真菌です。一般に25℃前後の培養では菌糸形、37℃や生体内では酵母形を示します。組織内では葉巻状の酵母細胞や星芒体が手掛かりとなり、植物のとげなどによる外傷から侵入してスポロトリコーシスを起こします。

Aspergillusや皮膚糸状菌は基本的に菌糸形、Candidaは酵母・仮性菌糸を形成しますが、国試でいう典型的な温度依存性二形性真菌とは区別します。

選択肢の補足
入力コードでは菌名が画像化されています。公式選択肢は順にAspergillus fumigatus、Candida albicans、Exophiala dermatitidis、Microsporum canis、Sporothrix schenckiiです。

選択肢の確認

1.画像の選択肢 1
誤りです。
公式選択肢1はAspergillus fumigatusです。隔壁を持つ菌糸が約45度に二分岐する糸状菌で、典型的な温度依存性二形性真菌ではありません。

2.画像の選択肢 2
誤りです。
公式選択肢2はCandida albicansです。酵母、出芽、仮性菌糸・真性菌糸を形成しますが、本問で問う典型的な二形性真菌とは異なります。

3.画像の選択肢 3
誤りです。
公式選択肢3はExophiala dermatitidisです。黒色真菌に属し、Sporothrixのような典型的温度依存性二形性真菌ではありません。

4.画像の選択肢 4
誤りです。
公式選択肢4はMicrosporum canisです。皮膚糸状菌で、角化組織に感染する菌糸形真菌です。

5.画像の選択肢 5
正しいです。
公式選択肢5はSporothrix schenckiiです。25℃では菌糸形、37℃・生体内では酵母形を示す二形性真菌です。

覚えるポイント

  • Sporothrix schenckiiは代表的な二形性真菌です。
  • 環境では菌糸形、生体内では酵母形を示します。
  • 植物のとげによる外傷とリンパ管型病変が典型です。
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