70AM005|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
精液検査で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
精液の採取条件、液化後の測定、運動率を評価する時間を整理します。
解説
精液検査では、採取条件と測定までの時間が結果に大きく影響します。一定期間の禁欲後に全量を採取し、温度変化を避けて速やかに検査室へ搬送します。採取直後の精液は凝固しているため、液化を待ってから精子濃度などを測定します。
運動率は時間経過や低温で低下しやすいため、採取後1時間以内を目安に評価します。濃度、総精子数、運動率、形態などを総合して判断し、1回の結果だけで確定しないことも重要です。
選択肢の確認
1.2 日間連続して採取する。
誤り。
連日採取ではなく、通常は一定の禁欲期間を設けて採取します。連日採取すると精子数などが変動します。
2.検体採取後は冷蔵で保存する。
誤り。
冷蔵すると精子運動性が低下します。極端な温度変化を避け、体温に近い状態で速やかに搬送します。
3.精子濃度測定は採取後 10 分以内に行う。
誤り。
採取直後は凝固しているため、液化を確認してから濃度を測定します。10分以内と一律には定めません。
4.運動率の測定は採取後 1 時間以内に行う。
正しい。
精子運動率は時間依存性が高いため、採取後1時間以内に測定するのが基本です。
5.精子濃度の基準範囲は 150 万/mL 以上である。
誤り。
150万/mLでは1桁低すぎます。国試では基準下限がおおむね1,500万/mL前後であることを押さえます。
覚えるポイント
- 運動率は採取後1時間以内に評価します。
- 精液は液化後に濃度を測定します。
- 低温保存は運動率を低下させます。