70AM015第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

血清コリンエステラーゼ活性が低下するのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

血清コリンエステラーゼを阻害する毒物を選びます。

解説

有機リン化合物は、アセチルコリンエステラーゼと血清コリンエステラーゼをリン酸化して阻害します。アセチルコリンがシナプスに蓄積し、縮瞳、流涎、気道分泌増加、徐脈、下痢、筋線維束攣縮などのコリン作動性症状を起こします。

検査では血清コリンエステラーゼ活性低下が曝露の手掛かりとなります。重症例では呼吸不全に注意し、気道管理、アトロピン、必要に応じてオキシム系薬を用います。

選択肢の確認

1.一酸化炭素中毒
誤り。
一酸化炭素中毒ではカルボキシヘモグロビンが増加します。コリンエステラーゼ阻害は主病態ではありません。

2.水銀中毒
誤り。
水銀中毒では神経障害や腎障害などを起こしますが、血清コリンエステラーゼ低下の代表ではありません。

3.青酸〈シアン〉中毒
誤り。
シアン中毒ではシトクロム酸化酵素が阻害され、組織で酸素を利用できなくなります。

4.鉛中毒
誤り。
鉛中毒ではヘム合成障害、好塩基性斑点、腹部症状、神経障害などがみられます。

5.有機リン中毒
正しい。
有機リンはコリンエステラーゼを阻害するため、血清活性が低下します。

覚えるポイント

  • 有機リン中毒ではコリンエステラーゼ活性が低下します。
  • 縮瞳・流涎・徐脈・分泌亢進などが特徴です。
  • シアンは細胞呼吸、COは酸素運搬を障害します。
70AM01470AM016
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