71AM036|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
血清量 0.05 mL、試薬量 3.1 mL、光路長 1.0 cm の条件で LD 活性を測定したと ころ、 1 分間当たりの吸光度変化量が 0.020 であった。 NADH のモル吸光係数を 6.3 × 103 L・mol‑1・cm‑1 とすると、活性値(U/L)は どれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
吸光度変化から反応液中の物質量変化を求め、試料希釈倍率で活性へ換算します。
解説
酵素活性は、Lambert-Beerの法則を用いてNADHの濃度変化から求めます。
1.反応液中の濃度変化
Δc = 0.020 / 6,300 / 1.0
= 3.17 × 10^-6 mol/L/分
= 3.17 μmol/L/分
2.試料の希釈倍率
総液量 = 3.1 + 0.05 = 3.15 mL
希釈倍率 = 3.15 / 0.05 = 63
3.血清1 L当たりの活性
3.17 × 63 = 約200 μmol/分/L
1 Uは1分間に1 μmolを変化させる活性なので、約200 U/Lです。
計算のひっかけポイント
試薬量だけでなく血清量も加えた総反応液量を使います。
選択肢の確認
1.画像の選択肢 1
誤り。
図選択肢1は20 U/Lです。希釈倍率63を反映しておらず、計算結果と一致しません。
2.画像の選択肢 2
誤り。
図選択肢2は50 U/Lです。総液量と血清量の比を正しく掛けるとこの値にはなりません。
3.100
誤り。
100 U/Lは正しい計算値の約半分です。
4.200
正しい。
吸光度変化、モル吸光係数、光路長、希釈倍率を用いると約200 U/Lとなります。
5.500
誤り。
500 U/Lは計算結果より大きく、希釈倍率または単位換算が不適切です。
覚えるポイント
- 総液量は試薬3.1 mLと血清0.05 mLの合計3.15 mLです。
- 希釈倍率は3.15 / 0.05 = 63です。
- 1 U = 1 μmol/分の酵素活性です。