70AM045|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
組織の固定原理がメチレン架橋によるのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
固定液が蛋白質を安定化する化学反応を区別します。
解説
ホルマリンの主成分であるホルムアルデヒドは、蛋白質のアミノ基などの間にメチレン架橋を形成し、組織構造を固定します。緩衝ホルマリンは日常病理で最も広く用いられる固定液です。
アルコールやアセトンは主に脱水・蛋白凝固によって固定します。固定原理の違いは、形態保持、抗原性、酵素活性、核酸保存などに影響します。
選択肢の確認
1.酢 酸
誤り。
酢酸は核蛋白を固定しやすく、メチレン架橋による固定ではありません。
2.アセトン
誤り。
アセトンは脱水と蛋白凝固を主とする固定剤です。
3.エタノール
誤り。
エタノールは脱水・蛋白凝固によって固定します。
4.ピクリン酸
誤り。
ピクリン酸は蛋白を沈殿・凝固させる作用を持ちます。
5.ホルマリン
正しい。
ホルマリンはホルムアルデヒドによるメチレン架橋を形成するため正しいです。
覚えるポイント
- ホルマリンはメチレン架橋で蛋白質を固定します。
- アルコール・アセトンは脱水凝固型です。
- 固定法は後続の染色・免疫染色に影響します。