70PM002|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
病原体と染色法の組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
原虫・寄生虫の形態を観察する代表的な染色法を対応させます。
解説
寄生虫・原虫の検査では、病原体ごとに観察しやすい染色法が異なります。赤痢アメーバの栄養型や囊子は、鉄ヘマトキシリン染色などのHematoxylin染色で核構造や細胞質を詳細に観察できます。
マラリア、トキソプラズマ、リーシュマニアはGiemsa染色が基本です。クリプトスポリジウムのオーシストは抗酸性を利用し、Kinyoun抗酸染色などの変法抗酸染色で検出します。
ひっかけポイント
墨汁染色は莢膜を背景とのコントラストで示す方法で、代表はCryptococcusです。
選択肢の確認
1.マラリア Kinyoun 抗酸染色
誤り。
マラリア原虫は末梢血薄層・厚層塗抹標本をGiemsa染色して観察します。Kinyoun抗酸染色ではありません。
2.赤痢アメーバ Hematoxylin 染色
正しい。
赤痢アメーバはHematoxylin染色で核や細胞質内構造を観察できるため、正しい組合せです。
3.トキソプラズマ 墨汁染色
誤り。
トキソプラズマはGiemsa染色などで観察します。墨汁染色は主にCryptococcusの莢膜観察に用います。
4.リーシュマニア Kohn 染色
誤り。
リーシュマニアはGiemsa染色で、細胞内の無鞭毛型などを観察します。Kohn染色は抗酸菌染色です。
5.クリプトスポリジウム Giemsa 染色
誤り。
クリプトスポリジウムはKinyoun抗酸染色などの変法抗酸染色で赤く染まるオーシストを検出します。Giemsa染色が代表ではありません。
覚えるポイント
- 赤痢アメーバはHematoxylin染色です。
- マラリア・トキソプラズマ・リーシュマニアはGiemsa染色です。
- クリプトスポリジウムは変法抗酸染色です。