70PM051|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
染色法と病原体の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
特殊染色の標的物質を対応させ、真菌を染める方法を選びます。
解説
PAS反応は多糖類を過ヨウ素酸で酸化して生じたアルデヒドをSchiff試薬で呈色し、グリコーゲン、基底膜、中性粘液、真菌の細胞壁などを赤紫色に染めます。したがってAspergillusの検出に用いる組合せが正しいです。
Kossa反応はカルシウム塩、Berlin blue染色は三価鉄、mucicarmine染色はCryptococcusの莢膜粘液などを染めます。HBs抗原の検出には免疫組織化学やorcein染色などが用いられます。
覚え方
真菌はPAS・Grocott、鉄はBerlin blue、石灰はKossaです。
選択肢の確認
1.PAS 反応 アスペルギルス
正しい。
PAS反応は真菌細胞壁の多糖類を染めるため、Aspergillusの検出に用いられます。
2.DOPA 反応 B 型肝炎ウイルス(HBs 抗原)
誤り。
DOPA反応はメラニン形成能の評価に関係します。HBs抗原の検出法ではありません。
3.Kossa 反応 抗酸菌
誤り。
Kossa反応は組織中のカルシウム塩を黒褐色に示します。抗酸菌はZiehl-Neelsen染色などで検出します。
4.Berlin blue 染色 クリプトコッカス
誤り。
Berlin blue染色は三価鉄・ヘモジデリンを青色に染めます。Cryptococcusの代表染色ではありません。
5.mucicarmine 染色 ヘリコバクター・ピロリ
誤り。
mucicarmine染色はCryptococcusの莢膜を赤色に染めます。Helicobacter pyloriにはGiemsa染色などを用います。
覚えるポイント
- Aspergillusなど真菌はPAS・Grocott染色で検出します。
- Kossaは石灰、Berlin blueは鉄です。
- mucicarmineはCryptococcus莢膜です。