70PM052|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
細胞診検体で抗凝固剤を添加するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
細胞診検体で凝固しやすい体腔液に抗凝固剤を加える理由を理解します。
解説
胸水・腹水などの体腔液はフィブリンを含み、採取後に凝固すると細胞が凝塊内へ取り込まれて回収率が低下します。このため必要に応じてヘパリンやEDTAなどの抗凝固剤を添加し、速やかに遠心・塗抹します。
細胞診では検体の変性を防ぐため、採取後できるだけ早く処理します。抗凝固剤を過量に加えると細胞形態や染色性へ影響するため、適切な量を用います。
検体取扱いのポイント
体腔液は「凝固による細胞喪失」を防ぐことが重要です。
選択肢の確認
1.膵 液
誤り。
膵液は消化酵素による細胞変性が問題で、通常、抗凝固剤添加が主目的ではありません。
2.髄 液
誤り。
髄液は細胞数が少なく変性が速いため迅速処理が重要ですが、抗凝固剤を加える代表検体ではありません。
3.胆 汁
誤り。
胆汁は変性が強いため迅速固定・処理が重要で、抗凝固剤添加の代表ではありません。
4.体腔液
正しい。
体腔液はフィブリン形成で凝固しやすく、細胞回収を保つため抗凝固剤を添加します。
5.十二指腸液
誤り。
十二指腸液は消化液による変性に注意しますが、抗凝固剤添加の代表検体ではありません。
覚えるポイント
- 体腔液には抗凝固剤を添加します。
- 凝固すると細胞がフィブリン内に取り込まれます。
- 髄液・胆汁・膵液は迅速処理による変性防止が重要です。