70PM029|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
ビリルビンで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
非抱合型・抱合型・δビリルビンの水溶性、結合、光安定性を区別します。
解説
非抱合型ビリルビンは水に溶けにくく、血中ではアルブミンと非共有結合して運ばれます。肝細胞でグルクロン酸抱合を受けると水溶性の抱合型となり、胆汁へ排泄されます。
非抱合型ビリルビンは光に対して不安定で、光照射により異性化・分解されます。この性質は新生児黄疸の光線療法にも利用されます。δビリルビンは抱合型ビリルビンがアルブミンと共有結合した分画です。
検体取扱いのポイント
ビリルビン測定用検体は遮光して保存し、光分解による偽低値を防ぎます。
選択肢の確認
1.尿中には非抱合型が排泄される。
誤り。
非抱合型はアルブミン結合性で水溶性が低いため、通常尿中へ濾過・排泄されません。尿中に出るのは抱合型です。
2.抱合型はタウリンと結合している。
誤り。
抱合型ビリルビンはグルクロン酸と結合しています。タウリンとの結合ではありません。
3.抱合型は非抱合型より酸化されやすい。
誤り。
抱合型が非抱合型より酸化されやすいというのが本問の正しい特徴ではありません。重要なのは非抱合型の光不安定性です。
4.非抱合型は抱合型より光に対して不安定である。
正しい。
非抱合型ビリルビンは抱合型より光に不安定であり、正しい記述です。
5.δ ビリルビンは抱合型にグロブリンが結合している。
誤り。
δビリルビンは抱合型ビリルビンがアルブミンに共有結合したものです。グロブリンではありません。
覚えるポイント
- 非抱合型はアルブミン結合性で尿に出ません。
- 抱合型はグルクロン酸抱合を受け、水溶性です。
- δビリルビンは抱合型ビリルビン+アルブミンです。