70PM089|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
イムノクロマト法による抗原検査が行われないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
イムノクロマト法で日常的に行うウイルス抗原検査を整理します。
解説
イムノクロマト法は、検体中の抗原または抗体を標識抗体などと反応させ、毛細管現象で膜上を移動させて短時間で判定する迅速検査法です。呼吸器感染症ではRSウイルス、インフルエンザウイルス、SARS-CoV-2など、消化管感染症ではロタウイルスなどの抗原検査に広く用いられます。
EBウイルス感染症では、一般にVCA-IgM、VCA-IgG、EBNA抗体などの血清抗体パターンや、必要に応じて核酸検査を用います。伝染性単核球症の迅速検査として異好抗体を検出する方法はありますが、これはEBウイルス抗原そのものを検出する検査ではありません。
選択肢の確認
1.EB ウイルス
正答。該当しません。
EBウイルスでは血清抗体検査などが中心で、選択肢にあるようなイムノクロマト法によるウイルス抗原検査は通常行いません。
2.RS ウイルス
該当します。
RSウイルスは鼻咽頭検体などを用いたイムノクロマト法の迅速抗原検査が行われます。
3.ロタウイルス
該当します。
ロタウイルスは便中抗原をイムノクロマト法で検出できます。
4.インフルエンザウイルス
該当します。
インフルエンザウイルスは鼻咽頭検体などを用いた迅速抗原検査が広く行われます。
5.新型コロナウイルス〈SARS‑CoV‑2〉
該当します。
SARS-CoV-2は鼻腔・鼻咽頭検体などを用いた抗原定性検査が行われます。
覚えるポイント
- RS・インフルエンザ・SARS-CoV-2は呼吸器抗原迅速検査です。
- ロタウイルスは便中抗原検査です。
- EBウイルスは抗体パターンの評価が中心です。