71PM053|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
免疫組織化学染色の検査対象となるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
免疫組織化学染色は、抗原抗体反応を利用して組織・細胞内の蛋白質を可視化する検査です。
解説
免疫組織化学染色〈IHC〉では、組織切片中の特定の抗原に対する抗体を反応させ、酵素標識や蛍光標識を用いて局在を可視化します。抗原の多くは受容体、構造蛋白、酵素、転写因子などの蛋白質です。
DNAやRNAの配列・局在を調べる代表的方法はin situ hybridizationやFISHです。重金属は化学反応を利用した特殊染色、酵素活性は酵素組織化学で評価します。
選択肢の確認
1.DNA
誤り。
DNA配列や染色体異常の局在検出にはFISHなどの核酸ハイブリダイゼーション法を用います。
2.RNA
誤り。
RNAの検出にはRNA in situ hybridizationなどを用います。
3.重金属
誤り。
鉄などの重金属・無機物は化学反応を利用する特殊染色で検出します。
4.蛋白質
正しい。
免疫組織化学染色は抗体を用いて組織中の蛋白質抗原を検出します。
5.酵素活性
誤り。
酵素活性そのものの局在評価は酵素組織化学の対象です。IHCは酵素蛋白の抗原量を検出できますが、活性を直接測る方法ではありません。
覚えるポイント
- IHCの標的は主に蛋白質抗原です。
- DNA・RNAはISHやFISHで検出します。
- 抗原賦活化は固定でマスクされたエピトープを回復させます。