71PM052|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
術中迅速組織標本作製で最初に行うのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
術中迅速診断は、検体受領後に病変を確認して切り出し、凍結、薄切、染色の順に進めます。
解説
術中迅速組織診断では、提出された未固定組織をまず観察し、診断に適した部位を選んで切り出します。その後、包埋剤に載せて急速凍結し、クリオスタットで薄切し、迅速H-E染色などを行って鏡検します。
通常のパラフィン標本で行う脱水・透徹・パラフィン浸透は行いません。固定を先に行うと凍結切片作製に時間がかかるため、一般的な術中迅速診断では未固定組織を用います。
選択肢の確認
1.固 定
誤り。
固定は通常の永久標本作製では重要ですが、術中迅速標本の最初の工程ではありません。
2.脱 灰
誤り。
脱灰は骨・石灰化組織で必要となることがありますが、一般的な迅速標本の最初の工程ではありません。
3.脱 脂
誤り。
脱脂は脂肪成分を除去する特殊操作であり、術中迅速標本の第一工程ではありません。
4.脱 水
誤り。
脱水はパラフィン包埋工程で行いますが、凍結切片では原則として行いません。
5.切り出し
正しい。
提出組織を肉眼観察し、診断に適した部位を選んで切り出すことが最初です。
覚えるポイント
- 迅速診断は切り出し→凍結→薄切→迅速染色→鏡検です。
- 凍結切片では通常の脱水・透徹・パラフィン包埋を行いません。
- 切り出し部位の選択が診断精度を左右します。