71PM059|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
自動血球計数装置による測定で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
自動血球計数装置が得意な計数・分画と、目視鏡検が必要な形態評価を区別します。
解説
自動血球計数装置は、多数の細胞を短時間に計測し、赤血球・白血球・血小板数、赤血球指数、白血球分画などを高い再現性で測定します。しかし、異型リンパ球、芽球、赤血球形態、血小板凝集などの詳細な形態異常の最終判定は末梢血塗抹標本の目視鏡検が重要です。
装置のフラグや散布図異常が出た場合は、検体状態や塗抹標本を確認し、必要に応じて再測定します。
選択肢の確認
1.散乱光法は白血球分画の分類に適する。
記述としては正しいです。
散乱光は細胞の大きさ、内部複雑性、核酸量などを反映し、白血球分画に利用されます。
2.血小板数の測定に破砕赤血球が影響する。
記述としては正しいです。
破砕赤血球は小粒子として血小板領域に入り、血小板数を偽高値にすることがあります。
3.ヘモグロビンの測定では溶血処理をする。
記述としては正しいです。
ヘモグロビン測定では赤血球を溶血し、遊離ヘモグロビンを吸光度法で測定します。
4.赤血球数測定において白血球の影響は小さい。
記述としては正しいです。
通常の白血球数は赤血球数に比べ桁違いに少ないため、赤血球数への影響は小さいと考えます。
5.目視より正確に血球の形態異常を判別できる。
正答。記述としては誤りです。
血球形態異常の詳細判定は自動装置より目視鏡検が優れます。
覚えるポイント
- 計数・指数は自動装置、形態の最終確認は塗抹鏡検です。
- 破砕赤血球は血小板偽高値の原因です。
- 装置フラグは鏡検のきっかけです。