72PM034|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
脂質代謝で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ケトン体、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、遊離脂肪酸、リポ蛋白の代謝関係を整理します。
解説
胆汁酸はコレステロールから肝臓で合成されます。ケトン体は脂肪酸由来のアセチルCoAから肝ミトコンドリアで生成され、飢餓やインスリン不足時に末梢組織のエネルギー源になります。したがって、ケトン体を胆汁酸の原料とする記述は誤りです。
血漿コレステロールは遊離型とエステル型で存在し、総量ではエステル型が多くなります。遊離脂肪酸はアルブミンと結合し、カイロミクロンの脂質の中心は食事由来トリグリセライドです。
選択肢の確認
1.ケトン体は胆汁酸の原料となる。
正答。記述としては誤りです。
胆汁酸の原料はコレステロールであり、ケトン体ではありません。ケトン体は主にエネルギー基質として利用されます。
2.リン脂質は細胞膜の構成成分である。
記述としては正しいです。
リン脂質は親水性部と疎水性部をもち、生体膜の脂質二重層を形成します。
3.血漿中のコレステロールはエステル型が多い。
記述としては正しいです。
血漿コレステロールは遊離型よりコレステロールエステルとして存在する割合が高いです。
4.血漿中の遊離脂肪酸はアルブミンと結合している。
記述としては正しいです。
非エステル型脂肪酸〈遊離脂肪酸〉は疎水性のためアルブミンと結合して運搬されます。
5.トリグリセライドはカイロミクロンの主要な脂質である。
記述としては正しいです。
カイロミクロンは食事由来脂質を運搬し、その主要脂質はトリグリセライドです。
覚えるポイント
- 胆汁酸はコレステロールから合成されます。
- ケトン体は脂肪酸由来アセチルCoAから生成されます。
- 遊離脂肪酸はアルブミン、食事由来TGはカイロミクロンで運搬されます。