72PM057|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
ヒトパピローマウイルスが関与する悪性腫瘍はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
高リスク型ヒトパピローマウイルス〈HPV〉が関与する代表的悪性腫瘍を選びます。
解説
子宮頸癌、とくに扁平上皮癌と一部腺癌の発生には高リスク型HPVの持続感染が強く関与します。代表は16型と18型で、ウイルス蛋白E6・E7がp53やRB経路を阻害し、細胞周期制御を破綻させます。
HPVは肛門癌、外陰癌、腟癌、陰茎癌、中咽頭癌などにも関与します。子宮体癌は主にエストロゲン曝露、肥満、Lynch症候群などとの関連が重要です。
選択肢の確認
1.胃 癌
誤りです。
胃癌はHelicobacter pylori感染やEBウイルスなどが関与しますが、HPVが代表的原因ではありません。
2.肝臓癌
誤りです。
肝細胞癌はB型・C型肝炎ウイルス、肝硬変などとの関連が中心です。
3.膀胱癌
誤りです。
膀胱癌は喫煙、芳香族アミンなどが主要リスクで、HPV関連腫瘍の代表ではありません。
4.子宮頸癌
正しいです。
子宮頸癌は高リスク型HPVの持続感染が主要な発症要因です。
5.子宮体癌
誤りです。
子宮体癌はエストロゲン曝露、肥満、糖尿病、Lynch症候群などが重要で、HPVとの関連は典型的ではありません。
覚えるポイント
- 子宮頸癌は高リスク型HPV16・18などが関与します。
- HPV E6はp53、E7はRB経路を阻害します。
- HPVは中咽頭癌や肛門癌などにも関与します。