72PM066|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
血液細胞の形態検査で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
正常骨髄像と特殊染色の基本を整理し、正常赤芽球のPAS反応を選びます。
解説
正常赤芽球はPAS染色で陰性です。赤白血病など一部の異常赤芽球では、細胞質に粗大顆粒状または塊状のPAS陽性を示すことがあります。
健常成人骨髄には鉄顆粒をもつ正常鉄芽球が存在し、M/E比は一般に約2〜4です。前骨髄球以降の骨髄系細胞はミエロペルオキシダーゼ陽性です。エステラーゼ染色では、単球系の非特異的エステラーゼがフッ化ナトリウムで阻害されます。
選択肢の確認
1.正常赤芽球は PAS 染色陰性である。
正しいです。
正常赤芽球はPAS染色陰性であり、この記述は正しいです。異常赤芽球では陽性となることがあります。
2.健常成人骨髄像に鉄芽球は認められない。
誤りです。
健常骨髄にも鉄顆粒をもつ正常鉄芽球が存在します。環状鉄芽球とは区別します。
3.健常成人骨髄像では M‑E 比は 10 以上である。
誤りです。
健常成人のM/E比はおおむね2〜4で、10以上は顆粒球系過形成などを考えます。
4.前骨髄球はペルオキシダーゼ染色陰性である。
誤りです。
前骨髄球はアズール顆粒をもち、ペルオキシダーゼ染色陽性です。
5.好中球のエステラーゼはフッ化ナトリウムによって阻害される。
誤りです。
フッ化ナトリウムで阻害されるのは単球系の非特異的エステラーゼです。好中球系の特異的エステラーゼではありません。
覚えるポイント
- 正常赤芽球はPAS陰性です。
- 正常骨髄にも鉄芽球は存在し、M/E比は約2〜4です。
- 単球系非特異的エステラーゼはNaFで阻害されます。