72PM073第72回 臨床検査技師国家試験 過去問

選択分離培地はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

選択培地・選択分離培地と、非選択的な基礎培地を区別します。

解説

マンニット食塩培地は高濃度食塩により多くの細菌の発育を抑え、耐塩性のStaphylococcusを選択的に発育させます。さらにマンニット発酵による酸産生をpH指示薬で判定でき、黄色ブドウ球菌の鑑別にも役立ちます。

血液加ブルセラ寒天、トリプチケースソイ寒天、ブレインハートインフュージョン寒天は栄養豊富な基礎・増菌培地で、選択剤を加えない限り広い菌種が発育します。

選択肢の確認

1.BTB 乳糖寒天培地
誤りです。
BTB乳糖寒天培地は腸内細菌などの乳糖分解を鑑別する培地ですが、マンニット食塩培地ほど明確な選択性をもつ代表選択分離培地ではありません。

2.マンニット食塩培地
正しいです。
マンニット食塩培地は高食塩濃度でStaphylococcusを選択し、マンニット分解も鑑別できます。

3.血液加ブルセラ寒天培地
誤りです。
血液加ブルセラ寒天培地は嫌気性菌などの発育に用いる栄養培地で、基本組成だけでは選択分離培地ではありません。

4.トリプチケースソイ寒天培地
誤りです。
トリプチケースソイ寒天培地は多くの細菌が発育する非選択的基礎培地です。

5.ブレインハートインフュージョン寒天培地
誤りです。
ブレインハートインフュージョン寒天培地は栄養要求性菌を含む多くの菌が発育する富栄養培地で、非選択的です。

覚えるポイント

  • マンニット食塩培地はStaphylococcusの選択・鑑別培地です。
  • 選択性は高食塩、鑑別性はマンニット発酵です。
  • TSAやBHIは非選択的な栄養培地です。
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