113A014|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

慢性齲蝕で象牙細管の閉鎖がみられるのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: c

正答

c

この問題のポイント

慢性齲蝕では進行が遅いため、歯髄・象牙質複合体の防御反応として象牙細管が石灰化・閉鎖します。この硬く透明に見える領域を選びます。

解説

齲蝕刺激が比較的ゆっくり進むと、象牙芽細胞突起周囲への無機質沈着などにより象牙細管内腔が狭窄・閉鎖します。屈折率の差が小さくなり、研磨標本では透明に見えるため透明層〈硬化象牙質〉と呼ばれます。細菌侵入を遅らせて歯髄を保護する生活反応の一つです。

選択肢の確認

a.混濁層
誤り。齲蝕病変の脱灰に伴う光学的変化を示す名称で、象牙細管閉鎖を表す層ではありません。

b.多菌層
誤り。軟化象牙質の表層で細菌が多数存在する感染象牙質です。

c.透明層
正しい。象牙細管内の石灰化による閉鎖で透明度が増した硬化象牙質です。

d.先駆菌層
誤り。細菌侵入の先端部を示し、細管が細菌で満たされる方向の変化です。

e.生活反応層
誤り。防御反応を広く表す用語と混同しやすいですが、細管閉鎖により組織学的に透明に見える層の名称は透明層です。

覚えるポイント

慢性齲蝕→進行が遅い→細管内に無機質が沈着→細管閉鎖→透明層、という流れで理解します。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 113A013113A015 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)