113A043|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

下顎臼歯部の顎骨内に発生した囊胞の模式図(別冊No. 5)を別に示す。 含歯性囊胞はどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

含歯性囊胞は未萌出歯の歯冠を包み、囊胞壁が歯頸部付近に付着する発育性歯原性囊胞です。

解説

含歯性囊胞は退縮エナメル上皮と歯冠の間に液体が貯留して生じ、エックス線像では埋伏歯の歯冠を取り囲む境界明瞭な単房性透過像を示します。模式図では、囊胞壁が歯冠周囲を囲み、セメントエナメル境付近へ付着しているイが該当します。歯根側だけを囲む病変や歯全体を包む像とは区別します。

画像の確認

実画像では、イの破線の囊胞壁が歯冠を帽子状に取り囲み、歯頸部付近で歯面に付着しています。アは歯全体、ウ・エは根尖側、オは歯根側方を中心とする配置で、含歯性囊胞の典型位置とは異なります。

選択肢の確認

a.ア
誤り。囊胞壁が歯冠だけでなく歯根まで含めて歯全体を囲んでいます。

b.イ
正しい。未萌出歯の歯冠周囲を囲み、歯頸部に付着する典型像です。

c.ウ
誤り。病変の中心が根分岐部から根尖側にあり、歯冠周囲ではありません。

d.エ
誤り。根尖部を中心とする囊胞の位置関係です。

e.オ
誤り。歯根側方から分岐部付近を囲み、歯冠を包んでいません。

覚えるポイント

含歯性囊胞は「埋伏歯の歯冠を包む」「歯頸部に付着」。歯根嚢胞は失活歯の根尖が中心です。

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