113A042|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

ウェットボンディングシステムによる歯質接着処理を行うこととした。 次に示す5つのステップのうち、4番目に行うのはどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

ウェットボンディングでは、リン酸処理後の象牙質を乾燥させすぎず、湿潤状態を保ってレジン成分を浸透させます。

解説

手順は、①リン酸処理、②水洗、③ブロットドライ、④プライミングアドヒーシブ塗布、⑤光照射です。リン酸処理で脱灰された象牙質を強く乾燥するとコラーゲン網が収縮してモノマーが浸透しにくくなります。そこで吸水材などで余剰水分だけを除くブロットドライを行い、湿潤なコラーゲン網へプライマー・ボンディング材を浸透させて樹脂含浸層を形成します。

選択肢の確認

a.水洗
誤り。リン酸処理の直後、2番目に酸と溶解物を洗い流します。

b.光照射
誤り。プライミングアドヒーシブを塗布した後、5番目に重合させます。

c.リン酸処理
誤り。歯面処理の最初に行います。

d.ブロットドライ
誤り。水洗後に余剰水分を除く3番目の操作です。

e.プライミングアドヒーシブ塗布
正しい。湿潤象牙質へ接着性モノマーを浸透させる4番目の操作です。

覚えるポイント

「酸処理→水洗→湿らせたまま余分な水だけ除く→接着材→光」。ウェットは水浸しではなく、コラーゲンを潰さない適度な湿潤です。

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