113A041|第113回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

摂食嚥下の先行期に作用する直接訓練法はどれか。1つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

先行期は、食物を認知し、食べる量・速度・一口量を決め、口へ運ぶ段階です。この段階へ働きかける直接訓練を選びます。

解説

ペーシング訓練は、介助者が一口量や食物を提示する間隔を調整し、本人にもゆっくり一定のペースで食べるよう促す方法です。食物を用いる直接訓練であり、早食い、次々に口へ取り込む行動、一口量過多を防ぐため、食物認知から取り込みまでの先行期へ作用します。他の嚥下手技は主に口腔期・咽頭期の運動や残留除去を狙います。

選択肢の確認

a.空嚥下
誤り。食物を用いず唾液などを嚥下するため、直接訓練として先行期へ働きかける方法ではありません。

b.咀嚼訓練
誤り。食物の粉砕・食塊形成を行う口腔準備期への訓練です。

c.努力嚥下
誤り。強く嚥下して舌根運動や咽頭収縮を高める、主に咽頭期への手技です。

d.複数回嚥下
誤り。一口の食塊を複数回嚥下し、咽頭残留を減らす方法です。

e.ペーシング訓練
正しい。一口量と摂取速度・提示間隔を調整し、先行期の問題へ対応します。

覚えるポイント

先行期=認知・取り込みの計画なのでペーシング。口腔準備期=咀嚼、咽頭残留=複数回嚥下と対応させます。

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