113B021|第113回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

粘膜筋板を欠くのはどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

消化管壁の基本構造と口腔粘膜の違いを問う問題です。口腔粘膜は粘膜上皮と粘膜固有層からなり、消化管にみられる連続した粘膜筋板を欠きます。

解説

典型的な消化管壁は、粘膜、粘膜下組織、筋層、漿膜または外膜からなります。粘膜は上皮、粘膜固有層、粘膜筋板で構成され、粘膜筋板は粘膜を局所的に動かす薄い平滑筋層です。食道から大腸では、この基本構造の中に粘膜筋板があります。

口腔では重層扁平上皮の直下に粘膜固有層があり、部位により粘膜下組織や骨膜・筋へ移行しますが、消化管のような粘膜筋板はありません。

選択肢の確認

a.口腔
正しい。口腔粘膜には消化管壁にみられる粘膜筋板がありません。

b.食道
誤り。食道粘膜には長軸方向に走る平滑筋を主体とした粘膜筋板があります。

c.胃
誤り。胃粘膜の深部には平滑筋からなる粘膜筋板があります。

d.小腸
誤り。絨毛と陰窩を含む粘膜の基底側に粘膜筋板があります。

e.大腸
誤り。多数の腸腺を含む粘膜の下に粘膜筋板があります。

覚えるポイント

  • 口腔粘膜は粘膜筋板を欠くと覚えます。
  • 消化管粘膜は基本的に上皮・粘膜固有層・粘膜筋板からなります。
  • 口腔粘膜では部位により粘膜下組織の有無や上皮の角化状態が異なります。

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