113D004|第113回 歯科医師国家試験 過去問
骨芽細胞が産生するのはどれか。1つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
骨芽細胞は骨基質である類骨を形成し、その主成分としてI型コラーゲンを産生します。
解説
骨芽細胞は間葉系幹細胞から分化し、骨表面で類骨を形成する細胞です。類骨の有機成分の大部分はI型コラーゲンで、骨に引張強さとしなやかさを与えます。骨芽細胞はさらにオステオカルシン、オステオポンチン、骨シアロタンパクなどの非コラーゲン性タンパク質やアルカリホスファターゼを発現し、石灰化を進めます。一部は骨基質中に取り込まれて骨細胞となり、別の一部は骨表面の骨 lining cell になります。
各選択肢は「どの組織を作る細胞か」で整理すると迷いません。ムチンは粘液細胞、ケラチンは角化上皮細胞、アグリカンは軟骨細胞、アメロゲニンはエナメル芽細胞が代表的な産生細胞です。
選択肢の確認
a.ムチン
誤り。
唾液腺などの粘液細胞が分泌する糖タンパク質で、粘液の粘稠性や潤滑に関与します。
b.ケラチン
誤り。
上皮細胞が作る中間径フィラメントで、角化上皮の機械的強度に寄与します。
c.アグリカン
誤り。
軟骨基質の主要プロテオグリカンで、主に軟骨細胞が産生します。
d.アメロゲニン
誤り。
エナメル質形成期にエナメル芽細胞が分泌する基質タンパク質です。
e.I型コラーゲン
正しい。
骨芽細胞が形成する類骨の主要有機成分です。象牙質やセメント質にも多く含まれます。
覚えるポイント
- 骨芽細胞はI型コラーゲンを主体とする類骨を形成します。
- 軟骨の代表的コラーゲンはII型で、アグリカンも軟骨基質の主要成分です。
- エナメル質形成ではエナメル芽細胞とアメロゲニンを対応させます。
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