113D014|第113回 歯科医師国家試験 過去問
顎関節症の病態分類において、エックス線画像で異常が検出された場合に該当するのはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
顎関節の骨構造変化が単純エックス線やCTで確認される病態は、変形性顎関節症です。
解説
顎関節症の病態には、咀嚼筋痛障害、顎関節痛障害、関節円板障害、変形性顎関節症などがあります。変形性顎関節症では、下顎頭や関節結節などに骨皮質のびらん、扁平化、骨棘、骨硬化、嚢胞様変化といった退行性骨変化が生じます。これらは単純エックス線画像やCT・CBCTで検出できるため、「エックス線画像で異常」という条件に直接対応します。
関節円板転位は軟組織である円板の位置・動態の異常で、評価にはMRIが適します。復位性では開閉口時クリック、非復位性では開口障害を伴うことがありますが、通常のエックス線画像だけで円板そのものは描出できません。顎関節痛障害と咀嚼筋痛障害は、疼痛の誘発部位など臨床所見を中心に診断します。
選択肢の確認
a.顎関節痛障害
誤り。
顎運動や触診で再現される関節部痛が中心で、必ずしも骨画像異常を伴いません。
b.咀嚼筋痛障害
誤り。
咀嚼筋の運動痛・圧痛が中心で、顎関節骨のエックス線異常を診断根拠としません。
c.変形性顎関節症
正しい。
下顎頭などの退行性骨変化が生じ、エックス線やCTで形態異常を確認できます。
d.復位性関節円板転位
誤り。
開閉口時の円板転位と復位を示し、円板の評価にはMRIが有用です。
e.非復位性関節円板転位
誤り。
転位円板が復位しない病態で、開口障害などを生じますが、円板自体は通常のエックス線画像に写りません。
覚えるポイント
- 骨変化を見るならエックス線・CT、関節円板を見るならMRIです。
- 変形性顎関節症では骨棘、びらん、扁平化、骨硬化などを確認します。
- 筋痛・関節痛は疼痛の再現を含む臨床診査が中心です。
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