114A041|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床保存修復学

ワンステップ接着システムで溶媒として用いられるのはどれか。すべて選べ。

3つ選択
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正解: a・b・d

正答

a、b、d

この問題のポイント

ワンステップ接着システムでは、親水性・疎水性成分を一液に保つため、水、アセトン、エタノールなどの溶媒が用いられます。

解説

ワンステップ接着システムは、酸性機能性モノマー、親水性モノマー、疎水性モノマー、重合開始剤などを一つの液に含む接着材です。性質の異なる成分を均一にし、湿潤した象牙質へ浸透させるため、水、アセトン、エタノールが溶媒として配合されます。水は酸性モノマーの解離やスメア層の処理に必要で、アセトンやエタノールは水と混和しながらモノマーを運び、塗布後はエアブローで揮発させます。

溶媒が残ると重合や接着界面を損なうため、製品の指示に従った十分な塗布と乾燥が重要です。

選択肢の確認

a.水
正しい。酸性モノマーのイオン化や歯質との反応に必要な溶媒です。

b.アセトン
正しい。揮発性が高く、モノマーの象牙質への浸透を助けます。

c.TEGDMA
誤り。低粘度のジメタクリレート系モノマーで、希釈材にはなりますが溶媒ではありません。

d.エタノール
正しい。水と混和し、接着性モノマーを運ぶ有機溶媒です。

e.フェノール
誤り。ワンステップ接着システムの一般的な溶媒ではありません。

覚えるポイント

  • 接着システムの代表的溶媒は水・アセトン・エタノールです。
  • TEGDMAは溶媒ではなく重合するモノマーです。
  • 塗布後の適切なエアブローで溶媒を揮発させます。

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