114A047|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

抗腫瘍薬ニボルマブの標的分子はどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

ニボルマブはPD-1を標的とし、T細胞にかかる免疫チェックポイントを解除する抗体薬です。

解説

PD-1〈programmed cell death-1〉は活性化T細胞などに発現する免疫チェックポイント分子です。腫瘍細胞側のPD-L1・PD-L2が結合すると、T細胞の活性が抑えられます。ニボルマブはPD-1に結合してこの抑制シグナルを遮断し、腫瘍に対する免疫応答を回復させるヒト型抗PD-1モノクローナル抗体です。

免疫反応を高めるため、間質性肺疾患、甲状腺機能障害、大腸炎などの免疫関連有害事象に注意します。口腔領域では粘膜障害や唾液腺障害なども観察します。

選択肢の確認

a.CCR4
誤り。CCR4を標的とする代表薬はモガムリズマブです。

b.CD20
誤り。CD20を標的とする代表薬はリツキシマブです。

c.EGFR
誤り。EGFRを標的とする抗体薬にはセツキシマブなどがあります。

d.PD-1
正しい。ニボルマブは抗PD-1抗体です。

e.VEGF
誤り。VEGFを標的とする代表薬はベバシズマブです。

覚えるポイント

  • ニボルマブは抗PD-1抗体です。
  • PD-1阻害でT細胞の抗腫瘍免疫を回復させます。
  • 免疫チェックポイント阻害薬では免疫関連有害事象に注意します。

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