114A075|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

間葉系幹細胞から分化するのはどれか。すべて選べ。

4つ選択
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正解: a・b・c・e

正答

a、b、c、e

この問題のポイント

間葉系幹細胞は骨、脂肪、軟骨、筋などの間葉系組織へ分化しますが、破骨細胞は造血系由来です。

解説

間葉系幹細胞〈mesenchymal stem/stromal cell〉は、骨芽細胞、脂肪細胞、軟骨細胞、筋細胞、線維芽細胞などへ分化する多分化能をもちます。骨芽細胞は骨基質を形成し、軟骨細胞は軟骨基質を産生し、脂肪細胞は脂質を蓄積します。骨格筋細胞も中胚葉性間葉に由来する筋原性前駆細胞を経て形成されます。

一方、破骨細胞は造血幹細胞から単球・マクロファージ系へ分化した前駆細胞が融合して生じる多核細胞です。骨芽細胞がRANKLなどを介して破骨細胞形成を調節しますが、両者の細胞系譜は異なります。

選択肢の確認

a.骨芽細胞
正しい。間葉系幹細胞から骨芽細胞系へ分化します。

b.脂肪細胞
正しい。間葉系幹細胞の代表的な分化系統です。

c.軟骨細胞
正しい。軟骨形成系への分化で生じます。

d.破骨細胞
誤り。造血幹細胞由来の単球・マクロファージ系細胞です。

e.骨格筋細胞
正しい。中胚葉性の間葉から筋原性細胞を経て分化します。

覚えるポイント

  • 間葉系幹細胞は骨芽・脂肪・軟骨・筋細胞へ分化します。
  • 破骨細胞は造血系です。
  • 骨芽細胞と破骨細胞は骨代謝で協調しますが、由来は異なります。

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