114A082|第114回 歯科医師国家試験 過去問
顎骨の形態異常に骨延長術が適用できるのはどれか。3つ選べ。
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正解: a・b・d
正答
a、b、d
この問題のポイント
骨延長術は、頭蓋顔面骨の低形成による形態異常を、骨形成を伴いながら徐々に延長する治療です。
解説
骨延長術では骨切り後に待機期間を置き、延長器で骨片を少しずつ離して間隙に新生骨を形成させます。Crouzon症候群の中顔面低形成にはLe Fort型の中顔面延長、Robinシークエンスの小下顎と気道狭窄には下顎骨延長、Treacher Collins症候群の下顎・頰骨低形成には下顎などの延長を適用できます。大きな移動量を得ながら軟組織も徐々に伸展できる利点があります。
von Recklinghausen病は神経線維腫症1型、McCune-Albright症候群は線維性骨異形成を特徴とし、骨の低形成を延長して治す代表疾患ではありません。
選択肢の確認
a.Crouzon症候群
正しい。頭蓋縫合早期癒合に伴う中顔面低形成へ骨延長を適用できます。
b.Robinシークエンス
正しい。小下顎による舌根沈下・気道障害に下顎骨延長を用います。
c.von Recklinghausen病
誤り。神経線維腫症であり、骨延長の代表的適応ではありません。
d.Treacher Collins症候群
正しい。下顎骨などの頭蓋顔面骨低形成へ適用できます。
e.McCune-Albright症候群
誤り。多骨性線維性骨異形成を示し、単純な骨延長の対象ではありません。
覚えるポイント
- 骨延長術は中顔面低形成・小下顎に有用です。
- Crouzon、Robin、Treacher Collinsを適応疾患として覚えます。
- 骨だけでなく周囲軟組織も徐々に伸展できます。
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