114A088|第114回 歯科医師国家試験 過去問
2級直接修復に使用するマトリックスバンドの写真(別冊No. 38A)とその装着器具の写真(別冊No. 38B)を別に示す。 下顎左側第二小臼歯にバンドを装着するとき、バンドのループを出す部位とループの適合操作を行う部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
Tofflemire型マトリックスリテーナーは、歯の部位に合うガイドスロットと、ループ径を調整する操作部を選びます。
解説
マトリックスバンドは小さい周径を歯頸側に向け、隣接面と歯頸部窩縁へ適合させます。Tofflemire型リテーナーでは、修復歯の顎・左右とリテーナーを置く方向に応じてヘッドのスロットを選びます。下顎左側第二小臼歯では図の部位1からループを出すと、バンドの湾曲と歯頸側の向きが適切になります。続いて操作部アでループを縮め、歯の周囲へ適合させます。
適合後はウェッジを併用し、歯頸部の隙間、隣接面の接触、バンドの高さと安定を確認します。
画像の確認
実画像では、Aに中央が屈曲したマトリックスバンド、Bにヘッドのガイド部位1・2・3と調整部ア・イを表示したリテーナーが示されています。下顎左側第二小臼歯へバンドを装着する向きではループを部位1から出し、歯面への適合はアを操作する組合せになります。
選択肢の確認
a.1 ― ア
正しい。下顎左側第二小臼歯では部位1からループを出し、アで適合操作を行います。
b.1 ― イ
誤り。ループを出す部位は合いますが、適合操作部が異なります。
c.2 ― ア
誤り。ループを出すガイド部位が本歯の装着方向に合いません。
d.2 ― イ
誤り。ガイド部位と適合操作部の双方が適切な組合せではありません。
e.3 ― ア
誤り。部位3から出すとバンドの向きが下顎左側第二小臼歯に適しません。
f.3 ― イ
誤り。ループの方向と適合操作部がともに不適切です。
覚えるポイント
- 正しい組合せは1―アです。
- バンドは小さい周径を歯頸側に向けます。
- 装着後はウェッジで歯頸部適合と隣接面形態を整えます。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。