114B012|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

上皮性腫瘍はどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

歯原性腫瘍は、上皮性、間葉性、上皮性および間葉性の混合性に大別します。腫瘍名と発生組織を結び付けます。

解説

腺腫様歯原性腫瘍は、歯原性上皮からなる良性腫瘍です。若年者の上顎前歯部に多く、未萌出歯の歯冠を含む境界明瞭な単房性透過像を呈することがあります。組織学的には歯原性上皮が腺管状構造や花環状構造を示し、石灰化物を伴うことがあります。

歯牙腫は歯原性上皮と歯原性間葉の両者が関与する混合性病変です。歯原性粘液腫は間葉性、セメント芽細胞腫はセメント質形成性の間葉性腫瘍です。セメント質骨形成線維腫は線維性間質に骨・セメント質様硬組織を形成する病変です。

選択肢の確認

a.歯牙腫
誤り。歯牙腫は歯原性上皮と歯原性間葉の両者が関与する混合性の歯原性腫瘍です。

b.歯原性粘液腫
誤り。歯原性間葉由来の良性間葉性腫瘍です。

c.セメント芽細胞腫
誤り。歯根と連続するセメント質様硬組織を形成する間葉性腫瘍です。

d.腺腫様歯原性腫瘍
正しい。歯原性上皮からなる良性の上皮性歯原性腫瘍です。

e.セメント質骨形成線維腫
誤り。骨またはセメント質様物質を形成する線維性病変で、上皮性腫瘍ではありません。

覚えるポイント

  • 腺腫様歯原性腫瘍=上皮性です。
  • 歯原性粘液腫とセメント芽細胞腫は間葉性です。
  • 歯牙腫は上皮性と間葉性の混合性です。
  • 腫瘍名だけでなく、未萌出歯との関係や硬組織形成などの画像・病理所見も合わせて覚えます。

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