114C010|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

頸部の骨表示CT横断像(別冊No. 1)を別に示す。 矢印で示す構造はどれか。1つ選べ。

114C010の問題画像
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正解: c

正答

c

この問題のポイント

頸部CT横断像では、解剖学的高さ、正中か左右対称か、気道の前後のどこにあるかを順にみます。画像の矢印は、舌根後方から喉頭入口部に位置する正中の喉頭蓋を示しています。

解説

喉頭蓋は弾性軟骨を芯とする葉状構造で、舌根後方の喉頭入口部にあります。嚥下時に喉頭の閉鎖機構に参与し、食塊が気道へ入るのを防ぎます。CTでは舌骨、喉頭蓋、甲状軟骨、披裂軟骨などが頭尾方向に異なる高さで現れるため、気道との位置関係が鑑別の鍵です。

画像の確認

実画像では、下顎骨体と頸椎が見える横断像で、前方は画像上方です。矢印先は喉頭気道の前方に突出する葉状の軟組織構造です。骨と同程度の高吸収域ではなく、左右一対の構造でもないことから、喉頭蓋と判断できます。

選択肢の確認

a.舌骨
誤り。舌骨はU字形の骨で、骨表示CTでは高吸収の白い構造として見えます。

b.口蓋垂
誤り。口蓋垂は軟口蓋後縁の正中から垂下し、この像より頭側で評価されます。

c.喉頭蓋
正しい。舌根後方、喉頭気道前方の正中にある葉状構造です。

d.舌扁桃
誤り。舌扁桃は舌根部に広がるリンパ組織で、独立した葉状構造ではありません。

e.披裂軟骨
誤り。披裂軟骨は喉頭のより尾側で、気道後方に左右一対で位置します。

覚えるポイント

  • 喉頭蓋は正中の葉状構造で、舌根後方・喉頭気道前方に位置します。
  • CT解剖は「高さ、正中性、気道との位置」で鑑別します。

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