114C073|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

舌白板症患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c

正答

a、c

この問題のポイント

舌白板症では、悪性化リスクを評価するとともに、喫煙や慢性的な機械刺激など修正可能な誘因を除去します。禁煙を指導し、病変へ接触する歯の鋭縁があれば滑沢化します。

解説

白板症は、擦過して除去できず、他の疾患として定義できない白色病変です。舌縁・舌下面や口底、不均一型、紅斑・潰瘍・硬結を伴う病変、上皮異形成を示す病変では悪性化に特に注意します。誘因除去後も消失しない場合は生検で病理診断し、異形成の程度や範囲に応じて切除と長期経過観察を行います。副腎皮質ステロイドは白板症そのものの治療薬ではありません。

選択肢の確認

a.禁煙の指導
正しい。喫煙は白板症と口腔癌の重要なリスク因子であり、継続的な禁煙支援を行います。

b.糖質制限の指導
誤り。う蝕予防には関係しますが、舌白板症の誘因除去や悪性化予防の中心ではありません。

c.歯の鋭縁の削合
正しい。病変へ反復して加わる機械的刺激を除くため、鋭縁を滑沢化します。

d.マウスガードの装着
誤り。スポーツ外傷やブラキシズムなどで用いますが、白板症への一般的対応ではありません。

e.副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
誤り。口腔扁平苔癬などの炎症性疾患には用いますが、白板症をステロイドで治療しません。

覚えるポイント

  • 白板症では禁煙と慢性刺激の除去を行います。
  • 誘因除去後も残る病変は、生検と長期経過観察で悪性化を見逃さないようにします。

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