114D004|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

粘膜上皮細胞と結合組織を結合するための構造はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

上皮と結合組織の境界では、基底細胞を基底膜側へ固定するヘミデスモゾームが働きます。

解説

口腔粘膜上皮の基底細胞は、ヘミデスモゾームを介して基底膜の細胞外基質へ接着します。細胞内ではケラチン中間径フィラメントと連結し、細胞外ではインテグリンなどを介してラミニン等へ結び付きます。基底膜はさらに結合組織側の構造と連結するため、上皮と結合組織の機械的結合に寄与します。

一方、デスモゾームや接着結合、密着結合、ギャップ結合は基本的に細胞同士を結ぶ構造です。「細胞―細胞」か「細胞―細胞外基質」かを見分けることが本問の鍵です。

選択肢の確認

a.接着結合
誤り。
アクチンフィラメントと関連し、隣接する細胞同士を帯状に接着する構造です。

b.密着結合
誤り。
隣接細胞間を封鎖し、物質が細胞間隙を通過するのを制限します。

c.ギャップ結合
誤り。
コネキソンを介して隣接細胞間でイオンや小分子をやり取りする構造です。

d.デスモゾーム
誤り。
中間径フィラメントと連結して細胞同士を強固に接着しますが、基底膜への固定ではありません。

e.ヘミデスモゾーム
正しい。
上皮基底細胞を基底膜の細胞外基質へ固定し、上皮と結合組織の結合に寄与します。

覚えるポイント

  • ヘミデスモゾームは細胞―基底膜を結びます。
  • デスモゾームは細胞―細胞を結びます。
  • 密着結合は封鎖、ギャップ結合は細胞間連絡を担います。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114D003114D005 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)