114D005|第114回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

ミダゾラムによる静脈内鎮静法の禁忌はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: e

正答

e

この問題のポイント

ベンゾジアゼピン系薬であるミダゾラムは、急性狭隅角緑内障では眼圧上昇の危険を考えて禁忌とされます。

解説

ミダゾラムはGABA_A受容体の作用を増強し、抗不安、鎮静、健忘、抗けいれん作用を示します。歯科の静脈内鎮静法では、呼吸抑制、気道閉塞、血圧低下などに備えて意識、呼吸、循環を継続的に監視し、拮抗薬フルマゼニルと救急設備を準備します。

急性狭隅角緑内障では、散瞳などを契機に隅角が閉鎖して眼圧が急上昇し、視機能を脅かします。ミダゾラムの禁忌として問われる代表疾患です。疾患名が似ていても、開放隅角緑内障と急性狭隅角緑内障を区別します。

選択肢の確認

a.不安神経症
誤り。
強い不安は鎮静法を検討する理由になり得ます。全身状態と適応を評価して実施します。

b.過換気症候群
誤り。
不安軽減は発作予防に役立つ場合がありますが、鎮静中も呼吸状態を慎重に監視します。

c.滲出性中耳炎
誤り。
亜酸化窒素では閉鎖腔への拡散が問題になりますが、ミダゾラム静脈内鎮静法の代表的禁忌ではありません。

d.本態性高血圧症
誤り。
管理状態と重症度を評価する必要はありますが、疾患名だけで一律の絶対禁忌とはしません。

e.急性狭隅角緑内障
正しい。
添付文書上、急性閉塞隅角緑内障は、本剤の抗コリン作用による眼圧上昇で症状を悪化させるおそれがあるため禁忌です。公式選択肢の「急性狭隅角緑内障」はこれに相当します。

覚えるポイント

  • ミダゾラムはベンゾジアゼピン系です。
  • 代表的禁忌として急性狭隅角緑内障を確認します。
  • 静脈内鎮静では呼吸抑制に備えた監視と救急準備が必須です。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 114D004114D006 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)