114D011|第114回 歯科医師国家試験 過去問

全身管理医学・全身疾患

チアノーゼで血中に増加するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

チアノーゼは、毛細血管血中の還元ヘモグロビンが増え、皮膚や粘膜が青紫色に見える状態です。

解説

ヘモグロビンは酸素と結合した酸化ヘモグロビンと、酸素を放出した還元ヘモグロビンとして存在します。末梢血中の還元ヘモグロビンの絶対量が増えると、口唇、舌、爪床などが青紫色を呈し、チアノーゼとして観察されます。低酸素血症のほか、末梢循環不全によって局所で酸素抽出が増えた場合にも生じます。

チアノーゼの見え方は還元ヘモグロビンの割合だけでなく絶対量にも左右されるため、重度貧血では低酸素血症があっても目立ちにくく、多血症では現れやすい点が重要です。

選択肢の確認

a.ビリルビン
誤り。
増加すると黄疸を生じ、皮膚や強膜が黄色調になります。

b.ヘモジデリン
誤り。
鉄を含む貯蔵色素で、組織への沈着は褐色調の色素沈着に関係します。

c.還元ヘモグロビン
正しい。
毛細血管血中で増加すると、青紫色のチアノーゼを呈します。

d.プロカルシトニン
誤り。
細菌感染症や敗血症の評価に用いられる炎症関連マーカーです。

e.コリンエステラーゼ
誤り。
血清コリンエステラーゼは肝合成能や栄養状態などの評価に用いられ、チアノーゼの発色物質ではありません。

覚えるポイント

  • チアノーゼの直接の原因は還元ヘモグロビンの増加です。
  • 中枢性では動脈血酸素化低下、末梢性では血流停滞と酸素抽出増加が中心です。
  • 重度貧血ではチアノーゼが目立ちにくいことがあります。

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