114D034|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

隣接する骨細胞間で低分子を通過させるのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

隣接する骨細胞同士はギャップ結合で連絡し、そのチャネルを構成する半チャネルがコネクソンです。

解説

骨細胞は骨小腔内に存在し、細長い細胞突起を骨細管へ伸ばして隣接する骨細胞や骨芽細胞と接触します。接触部のギャップ結合では、各細胞膜にあるコネクソンが向かい合って連続したチャネルを作ります。コネクソンは複数のコネキシンから構成され、イオンやセカンドメッセンジャーなどの低分子を細胞間で直接通過させます。

このネットワークにより、骨細胞は機械的刺激を感知して情報を伝え、骨形成・骨吸収の調節に関与します。アクチンは細胞骨格、ラミニンは基底膜、フィブリンは血液凝固、インテグリンは細胞と細胞外基質の接着に関わる分子です。

選択肢の確認

a.アクチン
誤り。
細胞骨格を構成するタンパク質で、細胞間チャネルを形成しません。

b.ラミニン
誤り。
基底膜を構成する細胞外基質タンパク質です。

c.コネクソン
正しい。
向かい合う二つのコネクソンがギャップ結合チャネルを形成し、低分子を通します。

d.フィブリン
誤り。
凝固反応でフィブリノゲンから生じ、血栓の網目を作ります。

e.インテグリン
誤り。
細胞膜上の接着受容体で、細胞外基質と細胞骨格を結びます。

覚えるポイント

  • ギャップ結合の半チャネルがコネクソンです。
  • コネクソンはコネキシンの集合体です。
  • 骨細胞ネットワークは機械刺激の感知と骨代謝調節に関与します。

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