114D041|第114回 歯科医師国家試験 過去問
Sjögren症候群と比較したIgG4関連疾患の唾液腺炎の特徴はどれか。2つ選べ。
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
IgG4関連唾液腺炎では、Sjögren症候群より男性に多く、唾液腺が弾性硬に腫れ、その腫脹が持続するのが特徴です。
解説
IgG4関連疾患は血清IgG4高値とIgG4陽性形質細胞の浸潤、線維化を特徴とする全身性疾患で、涙腺・唾液腺、膵、後腹膜など多臓器を侵し得ます。IgG4関連涙腺・唾液腺炎では、顎下腺や涙腺などが対称性、持続性、無痛性に腫脹し、触診で弾性硬を示します。中高年男性に比較的多い点もSjögren症候群との鑑別に有用です。
Sjögren症候群は女性に多く、口腔乾燥と眼乾燥が前景に立ち、唾液分泌低下がより著明です。IgG4関連唾液腺炎でも分泌低下は起こり得ますが、治療により改善しやすく、著明な乾燥だけを典型所見とはしません。
選択肢の確認
a.女性に好発する。
誤り。
女性優位はSjögren症候群の特徴で、IgG4関連疾患は中高年男性に多くみられます。
b.唾液腺の圧痛を伴う。
誤り。
腫脹は通常無痛性で、急性炎症のような圧痛は典型ではありません。
c.唾液腺は弾性硬である。
正しい。
リンパ形質細胞浸潤と線維化を背景に、腫大した腺を弾性硬に触れます。
d.唾液腺の腫脹が持続する。
正しい。
顎下腺などの対称性・持続性腫脹が特徴です。
e.唾液分泌機能の低下が著しい。
誤り。
分泌低下はありますが、Sjögren症候群ほど著明でないことが多い所見です。
覚えるポイント
- IgG4関連唾液腺炎は中高年男性・無痛性持続腫脹・弾性硬です。
- Sjögren症候群は女性優位で乾燥症状が強い疾患です。
- IgG4関連疾患では膵など他臓器病変も確認します。
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