115B076|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯内療法学
バーの写真 (別冊No. 34 )を別に示す。 用途はどれか。 1つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
提示されたバーは、修復後のコンポジットレジン表面を整える形態修正・仕上げ用バーです。材料や目的に応じて、刃の数、粒度、先端形態を選びます。
解説
コンポジットレジン修復では、光重合後に余剰レジンを除去し、辺縁、咬合面形態、隣接面、表面性状を整えます。形態修正には細かい刃をもつカーバイドフィニッシングバーや微粒子ダイヤモンドポイントなどを用い、その後に研磨器具で滑沢化します。
齲蝕除去には低速のラウンドバーなど、髄室開拡にはエンドアクセス用バー、根管口明示には超音波チップや専用バー、金属修復物除去には金属切削能の高いバーを用います。器具は外観だけでなく、切削対象と目的を対応させて覚えます。
画像の確認
実画像では、金色のシャンク先端に、細かな多数刃をもつ銀色の細長いテーパー状ヘッドが付いたフィニッシングバーが示されている。粗大な金属切断や髄室開拡用の形態ではなく、硬化後のコンポジットレジン表面を繊細に形態修正する器具としてeを選べる。
選択肢の確認
a.齲蝕除去
誤り。
軟化象 牙質の除去には、低速ラウンドバーや手用切削器具などを用います。提示バーの主用途ではありません。
b.髄室開拡
誤り。
髄室開拡には、歯髄腔へ安全にアクセスし天蓋を除去するための専用バーを用います。
c.根管口明示
誤り。
根管口明示には、髄床底を過剰切削しない専用の超音波チップや小型バーなどを用います。
d.メタルインレーの除去
誤り。
金属修復物の切断・除去には、金属切削能の高いカーバイドバーや専用除去器具を用います。
e.コンポジットレジンの形態修正
正しい。
重合後のコンポジットレジンの余剰部を除去し、歯冠形態や辺縁を整えるために使用します。
覚えるポイント
- コンポジットレジン修復後は、形態修正の後に研磨を行います。
- バーは先端形態だけでなく、切削対象と使用速度を確認します。
- 金属除去用、齲蝕除去用、歯内療法用のバーを区別します。