115C045|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学歯科理工学
酸化亜鉛を含むのはどれか。 2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
仮封材は種類によって組成が異なります。水硬性仮封材とテンポラリーストッピングには酸化亜鉛が含まれます。
解説
酸化亜鉛は、歯科材料で粉末成分、充填材、反応性成分などとして広く用いられます。
水硬性仮封材は、口腔内の水分を取り込んで硬化する仮封材です。製品により組成は異なりますが、酸化亜鉛、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛などを含みます。操作が簡便で、根管治療中の窩洞仮封などに用いられます。
テンポラリーストッピングは熱可塑性の仮封材で、加温すると軟化し、冷却すると硬化します。酸化亜鉛、ガッタパーチャ、ワックス、樹脂などを含みます。
歯科理工学のポイント
材料名だけでなく、「何によって硬化するか」「主成分は何か」「臨床でどこに使うか」を組み合わせて覚えます。
選択肢の確認
a.水硬性仮封材
正しい。
酸化亜鉛を含み、口腔内の水分を吸収して硬化する仮封材です。
b.バーニッシュ
誤り。
バーニッシュは天然樹脂や合成樹脂を有機溶媒に溶かした材料で、窩壁を被覆する薄膜を形成します。酸化亜鉛を主成分とはしません。
c.テンポラリーストッピング
正しい。
酸化亜鉛、ガッタパーチャ、ワックス、樹脂などを含む熱可塑性仮封材です。
d.グラスアイオノマーセメント
誤り。
主な粉末はフルオロアルミノシリケートガラスで、液成分にはポリアクリル酸などを用います。酸化亜鉛を主な構成成分とする材料ではありません。
e.メチルメタクリレート系常温重合型仮封材
誤り。
粉末のポリメチルメタクリレートと液のメチルメタクリレートを重合させるレジン系材料です。酸化亜鉛を主成分としません。
覚えるポイント
- 水硬性仮封材は水分を取り込んで硬化します。
- テンポラリーストッピングは加温で軟化する熱可塑性材料です。
- グラスアイオノマーセメントの粉末はフルオロアルミノシリケートガラスです。