115D063|第115回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
顔面痙攣が初発する筋はどれか。 1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
片側顔面痙攣がどの部位から始まり、どの方向へ広がるかという典型的な臨床経過を問う問題です。
解説
顔面痙攣は、多くの場合、顔面神経根出口部への血管圧迫などによって顔面神経が過興奮し、片側の顔面筋に不随意収縮を生じる病態です。典型的には眼輪筋の間欠的な収縮から始まり、次第に頰部、口角、オトガイ部など同側の下顔面へ広がります。
初発部位が眼周囲であることを押さえると、口周囲の筋を並べた選択肢から判別できます。
選択肢の確認
a.鼻 筋
誤り。
鼻筋にも顔面神経支配による収縮が波及することはありますが、顔面痙攣の典型的な初発筋ではありません。
b.眼輪筋
正しい。
片側顔面痙攣は眼輪筋の細かな間欠的収縮から始まり、同側の下顔面へ拡大するのが典型です。
c.口輪筋
誤り。
進行すると口輪筋に痙攣が及ぶことがありますが、通常は眼輪筋より後に症状が現れます。
d.オトガイ筋
誤り。
オトガイ筋は下顔面の筋であり、痙攣が広がった段階で収縮し得ます。代表的な初発部位ではありません。
e.口角下制筋
誤り。
口角下制筋も下顔面への波及時に不随意収縮を生じ得ますが、眼周囲から始まる典型的経過とは合いません。
覚えるポイント
- 片側顔面痙攣は眼輪筋から始まることが多い疾患です。
- 症状は同側の口周囲・頸部方向へ広がります。
- 顔面筋の運動支配は顔面神経です。