115D070第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

【厚生労働省で採点除外・正答確定不能】 3歳の男児。下顎右側乳中切歯の動揺を主訴として来院した。 1年前にAが自 然脱落し、そのころからAにも動揺を感じていたが、痛みがないためそのままに していたという。初診時の口腔内写真 (別冊No. 22A、B 、持参した脱落歯の写真 (別冊No. 22C 及びエックス線画像 (別冊No. 22D を別に示す。歯周組織検査結果 (1点法 )の一部を表に示す。 歯 種 E D C B A A B C D E プロービング深さ (mm )動揺度 (Miller の判定基準 )歯とその所見に関する保護者への説明の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 歯 保護者への説明 歯a A 「生え代わりで抜けています」 b A 「小児科の先生にも相談しましょう」 c A 「歯ぐきが腫れています」 d A 「近いうちに抜ける可能性が高いです」 e B 「歯ぐきの位置が下がっています」

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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。

正答

正答確定不能(採点対象外)

提示条件または選択肢の問題により、正答を一意に確定できません。

公式の取扱い

厚生労働省は本問を「採点対象から除外する。」とし、理由を「問題として不適切であるため。」と公表しています。公式正答値表は空欄です。

確定できない理由

本問は3歳児の早期の乳前歯脱落と著しい動揺について、保護者への説明を2つ選ぶ問題だが、厚生労働省は『問題として不適切であるため』として採点対象から除外している。公式通知は、症例設定、歯の表記、検査所見、または選択肢のどこが不適切かを特定せず、訂正後の条件や代替正答も示していない。このため、写真と検査表から臨床的に検討すべき事項は整理できても、a〜eから正しい2項目を一意に確定することはできない。

学習上の整理

3歳での乳前歯の自然脱落や高度の動揺は、通常の交換時期だけで説明せず、外傷、局所の歯周組織病変、歯根吸収や後継永久歯との関係、複数歯への広がり、全身疾患との関連を系統的に評価する。口腔内診査、歯周組織検査、脱落歯の歯根形態、エックス線所見、既往歴を合わせ、必要に応じて小児科などとの連携を検討する。ただし、これは症例評価の一般原則であり、本問の選択肢の組合せを補うものではない。

画像の確認

実画像では、3歳児の下顎乳前歯部に欠損空隙と著しく動揺する歯があり、持参歯は乳歯としては長い歯根をほぼ保っている。デンタル像では前歯部の歯根・後継歯との関係、表では対象歯Aのプロービング5 mm・動揺度3が示されており、公式正答未設定のため、正常な生理的脱落か外傷性脱落かと保護者説明をこれらの所見で確認する。

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