116A036|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
歯の喪失に伴う障害とその分類の組合せで適切なのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
歯の喪失による障害を、喪失直後の直接的障害、歯列・咬合の変化、さらに顎口腔系へ波及した障害に分けます。
解説
歯の喪失による障害は、一般に段階的に整理します。
- 一次性障害:歯の欠損によって直ちに生じる咀嚼、発音、審美などの障害
- 二次性障害:隣在歯の傾斜、対合歯の挺出、接触関係の変化、早期接触・咬頭干渉など
- 三次性障害:咬合異常が長期化して顎関節や咀嚼筋、歯周組織などへ波及した障害
したがって審美不良は一次性障害、咬頭干渉は二次性障害です。
ひっかけポイント
症状名だけでなく、「欠損の直後か」「歯列変化の結果か」「顎口腔系へ波及したか」を考えます。
選択肢の確認
a.審美不良 一次性障害
正しい。
審美不良は前歯欠損などによって直接生じるため、一次性障害に分類されます。
b.早期接触 一次性障害
誤り。
早期接触は歯の移動や挺出などに伴って生じる二次性障害であり、一次性障害ではありません。
c.咬頭干渉 二次性障害
正しい。
咬頭干渉は欠損後の歯列・咬合変化によって生じるため、二次性障害に分類されます。
d.咀嚼筋痛 二次性障害
誤り。
咀嚼筋痛は咬合異常が筋へ波及して生じる三次性障害として整理し、二次性障害ではありません。
e.食片圧入 三次性障害
誤り。
食片圧入は隣接接触や歯列の変化に伴う二次性障害として考えられ、三次性障害ではありません。
覚えるポイント
- 一次性障害は咀嚼・発音・審美などの直接障害です。
- 二次性障害は歯の移動、挺出、早期接触、咬頭干渉などです。
- 三次性障害は顎関節・咀嚼筋などへの波及です。