116B052|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
年齢階級別抜歯の主原因別にみた抜歯数の割合(永久歯の抜歯原因調査、2018 年) を図に示す。 エはどれか。1 つ選べ。 ただし、ア~オはa~eのいずれかに該当する。

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正解: d
正答
d
この問題のポイント
永久歯の抜歯原因は年齢で変化し、高齢層では歯周病の割合が大きくなります。
解説
2018年の永久歯抜歯原因調査では、若年層では矯正や埋伏歯の割合が目立ち、中年以降は齲蝕・破折・歯周病が中心となります。図の「エ」は年齢とともに割合が増え、高齢層で主要な抜歯原因となる曲線であり、歯周病に相当します。
画像の確認
実画像では、積み上げ棒グラフの「エ」に対応する濃灰色部分が若年層ではほぼなく、40歳代から増え、60歳以降では各棒の約半分を占める主要部分になっている。年齢上昇に伴って割合が大きくなる推移が、選択肢中では歯周病による抜歯に一致する。
選択肢の確認
a.齲 蝕
誤り。
齲蝕は幅広い年齢層で抜歯原因となりますが、図のエのように高齢層で増大するパターンの中心は歯周病です。
b.矯 正
誤り。
矯正目的の抜歯は主として若年層で多く、年齢上昇とともに減少します。
c.破 折
誤り。
破折は中高年で増えますが、エとして示された高齢層の主要原因曲線とは異なります。
d.歯周病
正しい。
歯周病による抜歯は年齢とともに増え、高齢層で大きな割合を占めるためエに一致します。
e.埋伏歯
誤り。
埋伏歯の抜歯は若年成人で多く、高齢層で主因となる曲線ではありません。
覚えるポイント
- 若年層は矯正・埋伏歯、中高年は齲蝕・破折、高齢層は歯周病が重要。
- 統計図では割合の大小だけでなく年齢による推移を見る。
- 調査年と対象が永久歯か乳歯かを確認する。