116D046|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
口臭検査で主に検出された揮発性硫黄化合物のうち、メチルメルカプタンの比率 が高くなると考えられるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
口臭の揮発性硫黄化合物では、硫化水素とメチルメルカプタンの比率が原因部位の推定に役立ちます。
解説
歯周ポケット内の嫌気性グラム陰性菌は、含硫アミノ酸を分解してメチルメルカプタンを多く産生します。そのため、メチルメルカプタンの比率が高い場合は歯周病由来口臭を考えます。
生理的口臭や舌苔由来口臭では硫化水素が優位になりやすく、糖尿病ではアセトン臭、尿毒症ではアンモニア様臭が問題になります。
選択肢の確認
a.仮性口臭
誤り。仮性口臭は客観的に明らかな口臭が認められない状態で、特定VSC比率の上昇を示す診断ではありません。
b.生理的口臭
誤り。生理的口臭では舌苔由来の硫化水素が中心となりやすいです。
c.歯周病由来の口臭
正しい。歯周病由来口臭では深い歯周ポケットからメチルメルカプタンが多く産生されます。
d.糖尿病由来の口臭
誤り。糖尿病由来ではケトン体によるアセトン臭が特徴です。
e.尿毒症由来の口臭
誤り。尿毒症では尿素分解に関連するアンモニア様臭がみられます。
覚えるポイント
- 歯周病口臭はメチルメルカプタンです。
- 舌苔・生理的口臭は硫化水素が優位になりやすいです。
- 糖尿病はアセトン臭、尿毒症はアンモニア様臭です。