116D051第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯周病学

喫煙の影響と考えられるのはどれか。4 つ選べ。

4つ選択
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正解: a・b・c・e

正答

a、b、c、e

この問題のポイント

喫煙は口腔粘膜、歯周組織、歯の予後へ多面的に影響しますが、歯肉出血は血管収縮により目立ちにくくなる点がひっかけです。

解説

喫煙は歯周炎の発症・進行、歯の喪失、歯周治療後の治癒不良と強く関連します。また、白板症などの口腔潜在的悪性疾患の危険因子となり、歯肉のメラニン色素沈着を増強します。

一方、ニコチンによる末梢血管収縮などにより、喫煙者では炎症があってもプロービング時出血が少なく見えることがあります。出血が少ないから歯周炎が軽いとは限りません。

選択肢の確認

a.歯の喪失
正しい。喫煙は歯周炎進行と治療反応不良を介して歯の喪失リスクを高めます。

b.白板症の発症
正しい。喫煙は白板症の重要な危険因子です。

c.歯周治療の予後不良
正しい。喫煙者では創傷治癒や歯周組織の反応が不良となり、歯周治療の予後が悪化します。

d.辺縁歯肉からの出血の増加
誤り。喫煙では血管収縮により辺縁歯肉からの出血がむしろ少なく観察されることがあります。

e.歯肉のメラニン色素沈着部位の拡大
正しい。喫煙刺激により歯肉のメラニン色素沈着が増強・拡大することがあります。

覚えるポイント

  • 喫煙は歯周炎と歯の喪失の危険因子です。
  • 喫煙者では歯肉出血がマスクされます。
  • 白板症と歯肉メラニン沈着も関連します。

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