117A008|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
交感神経の興奮で生じるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
交感神経は「闘争・逃走」に備え、心拍出量と換気を増やし、消化・排尿を抑える方向に働きます。
解説
交感神経興奮では、β2受容体を介して気管支平滑筋が弛緩し、気管支が拡張します。さらに瞳孔散大、心拍数増加、消化管運動低下、膀胱排尿筋弛緩と内尿道括約筋収縮などが起こります。
副交感神経作用と逆の選択肢が多いため、「瞳孔・心臓・気管支・消化管・膀胱」を一連で整理すると解きやすくなります。
選択肢の確認
a.縮 瞳
誤り。
縮瞳は主に副交感神経の興奮で生じます。交感神経では散瞳します。
b.気管支拡張
正しい。
交感神経のβ2受容体刺激により気管支平滑筋が弛緩し、気管支が拡張します。
c.心拍数の減少
誤り。
交感神経のβ1受容体刺激では心拍数と心収縮力が増加します。
d.胃の蠕動運動促進
誤り。
胃腸管の蠕動運動は交感神経興奮で抑制され、副交感神経興奮で促進されます。
e.膀胱括約筋の弛緩
誤り。
交感神経では蓄尿を促すため、内尿道括約筋は収縮する方向に働きます。
覚えるポイント
- 交感神経:散瞳、頻脈、気管支拡張、消化管運動低下、蓄尿。
- 副交感神経:縮瞳、徐脈、気管支収縮、消化管運動促進、排尿。
- 受容体ではβ1は心臓、β2は気管支平滑筋が代表です。